領域分類

PerfectGridでは、その領域が以下のような種類に分類されます。
(1)非固定領域
(2)固定領域
 (2-1)上固定行・左固定列
  (2-1-1)非固定列の上固定行
 (2-2)下固定行・右固定列ことばでは分かりにくくなりますが、図示すると以下のようになります。
※セル結合対応のため領域分類と操作性がVer.1.0から変更されました。
2-1 2-1 2-1-1 2-1-1 2-1-1 2-1 2-1
2-1 2-1 2-1-1 2-1-1 2-1-1 2-1 2-1
2-1 2-1 1 1 1 2-2 2-2
2-1 2-1 1 1 1 2-2 2-2
2-1 2-1 1 1 1 2-2 2-2
2-1 2-1 2-2 2-2 2-2 2-2 2-2
2-1 2-1 2-2 2-2 2-2 2-2 2-2
それぞれの領域には以下の特徴があります。

(1)非固定領域
 いわゆる、通常のグリッド領域です。AddItem,AddItemsRemoveItem,RemoveItemsメソッドにより項目の追加・削除を行います。
 Row〜, Row2〜, Col〜メソッドによって、行ごと・列ごとの各種設定が可能です。
 OddRow〜プロパティによって(OddRowMeansLogicalメソッドにより、論理的な、または表示上の)奇数行に対する設定も可能です。
 列ごとにスタイルを設定することもできます(ColStyleメソッド)。
 そのスタイルによっては、ユーザによる操作・入力が可能です。
 また、1論理行を指定列(FoldColプロパティ)から折り返すことにより、2行表示にすることもできます(列が非固定領域であれば、行が固定領域でも折り返し表示されます)。

(2)固定領域
 上固定行・下固定行は垂直スクロール時にもスクロールしません。
 左固定列・右固定列は水平スクロール時にもスクロールしません。
 つまり、固定領域はコントロール自体の大きさが固定領域よりも大きい場合は、見えなくなることはありません。
 スタイルはラベルになります。

(2-1)上固定行・左固定列
 行番号・列番号は-1〜-5です。
 この領域でのマウス操作で、行高さ・列幅の変更を行うことができます。ただしHeightSizing,WidthSizingプロパティによります。また、上固定行の列結合したセルでの列幅変更、および、左固定列の行結合したセルでの行高さ変更はできません。
 この領域でのマウス操作で、行単位・列単位の選択/選択解除を行うことができます。ただしAllowSelRow,AllowSelColプロパティによります。
 この領域でのマウス操作で、行や列の移動を行うことができます。ただしAllowMoveRow,AllowMoveColプロパティによります。また、結合したセルを部分的に含む領域の移動はできません。
 各セルの既定値は、Fixed〜プロパティによって設定します。
 Row〜, Col〜メソッドによって、行ごと・列ごとの各種設定をすることはできません。
 セルごとの境界スタイルを3Dにすることができます。

(2-1-1)非固定列の上固定行
 この領域でのマウス操作で、行の折り返し表示の設定/解除を行うことができます。ただしAllowFoldColプロパティによります。

(2-2)下固定行・右固定列
 行番号・列番号は32701〜32705です。
 Row〜, Col〜メソッドによって、行ごと・列ごとの各種設定が可能です。
 OddRow〜系プロパティによって(OddRowMeansLogicalにより、論理的な、または表示上の)奇数行に対する設定も可能です。なお、すべてのセルでセルごとの設定(Cell〜(A),Cell〜(B), Cell〜ByID,Cell〜ByNameメソッド)は可能です。