Cell〜 メソッド

CellChecked, CellIndex, CellPicture メソッド
CellText, CellValue メソッド
CellDisplayString, CellIsValue, CellInSelected メソッド(参照専用)

◆機能
     セルのチェック状態(CellChecked)、インデックス(CellIndex)、ピクチャ(CellPicture)、テキスト(CellText)、値(CellValue)を設定/取得します。どれもすべてのセルで設定/取得可能ですが、当該セルが含まれる領域や列のスタイル(ColStyleメソッド)によっては表示や動作に影響しません。
     また、CellDisplayString(CellTextFormatStringプロパティ、RowFormatString, ColFormatString, CellFormatStringメソッドによる変換後の文字列)、CellIsValue(CellTextが数値として評価可能か否か)、CellInSelected(行または列の範囲選択によってセルが選択状態になっているか否か)は取得のみ可能です。
     CellCheckedはチェックボックススタイル列かコマンドボタンスタイル(押下状態がTRUE )列でのみ有効に使用できます。
     CellIndexはドロップダウンリストスタイル列かドロップダウンコンボスタイル列でのみ有効に使用できます。
     CellPictureはピクチャスタイル列の非固定領域でのみ表示され、これとは逆にCellDisplayStringは固定領域かピクチャスタイル以外の列でのみ表示されます。
     CellValueが直接表示されることはありません(Sortedプロパティ、ColSortedメソッドの設定によってはソートの対象にすることはできます)。
     ドロップダウンリストスタイル列では、CellTextCellIndexColListから自動設定されるため、取得のみ可能です。
     また、CellTextが直接表示されるのは、@セルカーソル位置のセルで、Aそのセルがテキストスタイル列に含まれ、Bユーザによるセルへの直接キー入力が可能な状態であるときのみで、通常表示されるのはCellDisplayStringです。
◆構文
    [Form.]Ctlname.CellChecked(row, col)[= boolean ]
    [Form.]Ctlname.CellIndex(row, col)[= numericexpression ]
    [Form.]Ctlname.CellPicture(row, col)[= pictureholder ]
    [Form.]Ctlname.CellText(row, col)[= stringexpression ]
    [Form.]Ctlname.CellValue(row, col)[= numericexpression ]
    [Form.]Ctlname.CellDisplayString(row, col)
    [Form.]Ctlname.CellIsValue(row, col)
    [Form.]Ctlname.CellInSelected(row, col)
◆指定項目
    Cell〜メソッドの構文の指定項目は次のとおりです。
    指定項目 内容
    row セルの行を指定します
    col セルの列を指定します
     
◆データ型
    CellChecked, CellIsValue, CellInSelected : BOOLEAN型
    CellIndex : 整数型
    CellPicture : PICTURE_HOLDER型
    CellText, CellDisplayString : 文字列型
    CellValue : 倍精度型