DrawAllRowsBorder, DrawAllRowsText, RepeatString プロパティ

◆機能
     同一列で表示文字列(CellDisplayStringメソッド)が2行以上にわたって繰り返される場合の設定をします。
     DrawAllRowsBorderでは、行境界を繰り返しの最終行のみの表示とするか否かを、DrawAllRowsTextでは、表示文字列を繰り返しの先頭行のみの表示とするか否かを、RepeatStringでは繰り返し表示用の文字列を指定します。
     ただし、これらの設定は非固定行でのみ有効で、さらに、境界が3Dの場合の左固定列(FixedBorderプロパティ参照)と、折り返し表示をしている場合の非固定列(FoldColプロパティ参照)では、DrawAllRowsBorderは常にTRUE扱いになります。また、繰り返される文字列が空文字列の場合には、RepeatStringは無視され、そのまま空文字列が表示されます(つまり文字列は表示されません)。
     ColDrawAllRowsBorder,ColDrawAllRowsText, ColRepeatStringメソッドで列ごとにも設定できます。
◆構文
    [Form.]Ctlname.DrawAllRowsBorder[ = boolean]
    [Form.]Ctlname.DrawAllRowsText[ = boolean]
    [Form.]Ctlname.RepeatString[ = stringexpression]
◆設定値
    DrawAllRowsBorderの引数 boolean の設定値は次のとおりです。
    設定値 内容
    TRUE 全行表示(既定値)
    FALSE 最終行のみ表示
    DrawAllRowsTextの引数 boolean の設定値は次のとおりです。
    設定値 内容
    TRUE 全行表示(既定値)
    FALSE 先頭行のみ表示
     
◆既定値
    RepeatString : 空文字列
◆データ型
    DrawAllRowsBorder, DrawAllRowsText : BOOLEAN型
    RepeatString : 文字列型