「編集」モード
Visual Basic 6.0 では、デザイン時の「編集」モードで、列幅の設定や、上固定行に含まれるセルのセルテキスト(CellTextメソッド)の編集・設定、および(マウス操作による)非固定列の挿入・削除・移動・複写をすることができます。
上固定行セルのセルテキストの編集・設定 セルテキストを編集・設定したいセルにセルカーソルを移動させるには、Shiftキーを押しながら、そのセルをマウスの左ボタンでクリックしてください。矢印キーによってセルカーソルを移動させることはできません。また、編集時にも矢印キーでカレットを移動させることもできません。編集用のキーとして使用できるのはBackSpaceキーのみです。 また、ここで設定したすべてのセルテキストは、Cols,SerializeColsプロパティのいずれかを変更して、元の値の大きい方を超える値(たとえばCols=10、SerializeCols=20の場合にどちらかを21以上)に設定した場合、クリアされます。したがって、あらかじめどちらかに余裕をもった値を設定しておいてください。ただし、下記編集操作でColsプロパティは自動再設定される可能性がありますし、あまりに大きな値にしてもメモリ消費量が増えますから、通常はSerializeColsプロパティを既定値の100程度にしておくことをお勧めします。 なお、非固定列に含まれるセルのセルテキストで、シリアライズされる列数は、Cols,SerializeColsプロパティによります。 KnownBugs非固定列の挿入・削除・移動・複写 どの操作をする場合にも、まずマウス操作で列を選択してください。 挿入するには、Insertキーを押してください。選択した列がその位置に複写挿入されます。 削除するには、Deleteキーを押してください。選択した列が削除されます。 移動は実行時と同じ操作です。 複写は、移動と同じですが、Ctrlキーを押しながらドロップしてください。 挿入・削除・複写の場合には、Colsプロパティも同時に再設定されます。 なお、この「編集」モード時には、AllowSelCol,AllowMoveColプロパティの設定は無視されますが(TRUE扱い)、DefWidthSizingプロパティは有効になります。 KnownBugsその他 「編集」モード時には、PerfectGridのサイズ変更はできないようにしました。これは1.0.7.10までで発生したいた巨大化を回避するためです。ただし、この回避策を講じてもなお、PerfectGridの上辺・左辺をドラッグした場合、PerfectGridが移動してしまい、WindowStyleが『0-移動・サイズ変更不可』以外のときには、表示が若干不正になることがあります。この場合には「編集」モードを抜ければ、表示は正常に戻ります。 |