HLKサービス

HLKはHardware Lab Kitの略称です。

Windows 10 にデバイスドライバをインストールする際に、デバイスドライバに署名されていることが必要です。

Windows HLK テストをパスしたテスト結果とともにマイクロソフトに申請することで、デバイスドライバはマイクロソフトより「Windows ハードウェア認定」を受け、署名が付与されます。

しかしながらテスト要件の確認、テスト環境の構築、Failed情報の確認など、ノウハウと時間が必要な作業であることも事実です。コムラッドが提供する Windows HLKテスト代行サービスはこれらの面倒な作業を代行し、「Windowsハードウェア認定」を受けるお手伝いするものです。

Windowsハードウェア認定

デバイスを Windows で動作させるためには、デバイスドライバのインストールが必要になる場合があります。

デバイスドライバは一般的なアプリケーションとは異なりカーネルモードで動作するため、デバイスドライバの不具合はWindows OS そのものの動作に影響を及ぼし、最悪の場合は Windowsが使用不能になってしまうこともあります。

このため、Windows へドライバをインストールする際に、ドライバに署名されていることが必要になりました。

「Windowsハードウェア認定」はデバイスドライバが Windows OS の動作を損なうことなく、正常に動作することをテスト結果によって検証されたという、マイクロソフトによる認定です。

「Windowsハードウェア認定」を得たデバイスドライバはマイクロソフトによって署名され、一般的な手順で Windows にインストールすることが可能になります。

以前はWindowsロゴとしてマイクロソフトが認定していたプログラムで、最新のWindows 10では「Windows Hardware Compatibility Program」と引き継がれています。

日本語では「Windowsハードウェア認定」や「Windowsハードウェア互換性プログラム」と呼称されています。

Windows HLKテスト代行サービスの流れ

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HLKの概要と用語説明

Hardware Compatibility Test Kit [HCT]
Windows XP/Windows Server 2003 が対象のテストプログラム。
Driver Test Manager [DTM]
Windows Vista が対象のテストプログラムで WDK の一部で提供されました。
Windows Logo Kit [WLK]
Windows Server を対象とした テストプログラムで、DTM から分離した物。
Windows Hardware Certification Kit [HCK] or [WHCK]
WLK 相当のテストプログラムでWindows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10(初期) が対象。
Windows Hardware Quality Labs [WHQL]
WHQL はマイクロソフトのテストプログラムの名称です。
テストによりWHQL認証を取得できます。
WHQL認証は HCKテストをパスしたパッケージに対する認証です。
Windows Hardware Lab Kit [HLK] or [WHLK]
Windows10 を対象とした HCK の後継テストプログラムです。
現状(2020/04/01)Windows10 の場合(64bit/32bit共に)はこのテストプログラムを利用します。