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日本では不思議なことにエンジニアは若さを特権とした職種のように扱われます。
エンジニアを目指して入社しても一生懸命現場で開発できるのは10年程度。
徐々に、開発より人事と予算の管理が主な職務となり、
やがてエンジニアとは違う素質を求められるようになります。
「いつまでも現場でもないだろ?」という会話をよく耳にします。
しかし、これはかなり非効率で適正を無視した人材育成であると言えます。
結果として、高い技術力を持ったエンジニアであっても、社会によって潰されていくのです。
欧米では生涯プログラマというエンジニアは大勢います。
そういう人間も企業や社会でちゃんと尊敬され、高い報酬も得ています。
それはソフトウエアを開発することの意義を正しく認識しているからではないでしょうか? |
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今やソフトウエアは安売り合戦の時代です。
大手から中小まで、既得権を守ることと引き換えに大幅な値引きに応じています。
また、中国やインドといった諸外国の台頭もこの安売り合戦を加速させています。
しかし、効率化などの企業努力により、自発的に値下げを行った企業はほとんどありません。
「値下げをしないなら仕事は出せない」という単純な顧客の申し出に応じて
値下げを余儀なくされているというのが現実です。
この時点でこの産業は大きな誤りをおかしたのです。
値下げを要求する顧客の要求は自然なものだといえます。
この場合の間違いとはソフトウエアの価値をお互いにあまり理解できていないことを指します。
平たく言うと『安い』ことを何をもって判断しているのかということです。
ソフトウエアの場合、請負の絶対額が安ければ『安い』と評価される場合がほとんどです。
(当然、出向や派遣の場合は単価が安いほうが『安い』の評価されます)
つまり「300万で高級車を販売します」というより「250万で軽自動車を販売します」のほうが
『安い』と評価されるのがこの産業の常識なのです。
つまり、自動車の仕様と比較して高い安いが判断されない傾向にあるということです。
であれば、多くのソフト会社は250万の軽自動車を販売することばかりを考えるようになり、
信頼性の高い高級車を開発する能力を失っていったのです。 |
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しかし、日本という国は信頼性を重んじる国です。
いくら軽自動車ばかりを生産しているとはいえ、欠陥品を出すようなお粗末なことはありません。
大企業をはじめとする多くのソフト開発現場では、大勢の試験要員を確保し、
途方もない項目数の試験を実施し、あらゆる角度からそのソフトの信頼性を高める努力をしています。
しかし、この場合の信頼性の高め方は、ほとんどが対症療法であり、
そこら中に絆創膏をはって動く漫画の自動車のような状態があてはまることが多々あります。
日々、故障もなく動作しますが、
適正な速度は出ているのか?
燃費はいいのか?
チューンナップは可能なのか?
などを考え始めると疑問がどんどん生じてきます。
しかし、オーダーメイドで作られた軽自動車は各々機能が異なり、
横並びに他のものと比較することがなかなかできません。
現場はそれがどんなものであれ、受け入れ、そして使うしかないのです。
これが現状のソフトウエア開発に起こりがちな問題なのだと思います。 |
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青田刈りまでして、有象無象の技術者を大量に生産した日本。
予算削減の煽りをうけて、労働賃金が安くて体力のある新人ばかりにプログラマの肩書きを与えてきました。
しかし、技術が伴わない彼らは、その価値すらわからず、社会の波にもまれ、
洗礼のごとくプログラマというステップを通過していきます。
オーダーメイドを中心とする企業システムでは、それでも今までは通用したかもしれません。
しかし、企業システムの開発はますますアジアの戦いが激化し、
日本人がプログラマとして職務を全うすることは困難になってくるでしょう。
それは近い将来の中間管理職にまで影響を及ぼすと思われます。
では、技術を学び、職人としてのエンジニアを目指す人間はどうすればいいのでしょうか?
答えの一つは組み込みにあると考えます。
組み込みはその一つ一つのソフトウエアがオーダーメイドであっても、
製品としては常に他社のものと比較されます。
例えば、各社から出されたデジカメで一社だけデジタルズームが高速で美しければ、
そのソフト技術は高く評価され、逆に他社のソフトは改善を求められます。
組み込みにおけるソフトウエアはまさに職人のような技術と精神を必要とするわけですし、
メーカー側もその価値を正しく評価する目が養われています。
さらに、この分野はハードウエアや全体設計と密接に絡みながら開発を進めるため、
国外に流出しにくいという利点もあります。
デジタル家電が進化し、ますますソフトウエアの占める割合が高くなる家電品。
使い捨てではない真の技術と、それを使いこなす担い手。
今、まさにそういう人材が求められる時代になってきました。 |
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コムラッドではこうした特長に目をつけ、数年前から組み込みを中心に開発を進めています。
技術が正しく評価される市場と、望むなら何歳になってもエンジニアを続けられる環境がほしかったからです。
今、多くの実績が評価されはじめています。
他社でどこでも解決しなかった問題を解決したり、既存のソフトを数十倍のスピードに
チューンナップした家電品も存在します。
組み込み開発におけるコムラッドの位置づけは日に日に定着しつつあります。
しかし、これらの開発は難易度も高く、一人前になるまでに10年はかかると言われる中、
慢性的な人材不足が続いていることも事実です。
コムラッドは、技術を安売りすることなく、その価値を認めていただけるパートナー企業様と共に、
価値の高いソフトウエア開発を心がけています。
一生涯の仕事としてソフトウエア開発を目指す方は是非、仲間になってみませんか?
すべての環境を整え、お待ちしております。 |