MoveCol, MoveRow メソッド

◆機能
     行(MoveRow)、列(MoveCol)の移動をします。どの指定項目(引数)も省略することはできません。
     移動元が結合セルを部分的に含んでいる場合には移動できません。ユーザ操作による選択状態で言えば、選択範囲が単一の矩形状でない場合がこれにあたります。またこれと同様に、移動先が結合セルを部分的に含んでいる場合にも移動できません。
◆構文
    [Form.]Ctlname.Move〜 From As Integer,To As Integer, Count As Integer
◆指定項目
    Move〜メソッドの構文の指定項目は次のとおりです。
    指定項目 内容
    From 移動前の行・列の先頭を0からのインデックスで指定します。
    0未満の場合には0に、行指定がItems以上の場合にはItems-1 に、
    列指定がCols以上の場合にはCols-1 に調整されます。
    To 移動後の行・列の先頭を0からのインデックスで指定します。
    From と同様の調整が行われます。
    Count 移動する行数・列数を指定します。
    行数が Items-From を超える場合には Items-From に、
    列数が Cols-From を超える場合には Cols-From に調整されます。
     
◆戻り値
     移動した場合には TRUE を、しなかった場合には FALSE を返します。
     移動しないのは、調整後の Count が0以下の場合、調整後の ToFrom + Count 未満の(つまり移動後も状態に変化がない)場合です。