CellRowSpan, CellColSpan メソッド

◆機能
     セルを結合します。CellRowSpanは下方向への結合行数、CellColSpanは右方向への結合列数です。
     以下「結合セル」は結合されたセルのうち左上のセルを、「被結合セル」は左上以外のセルを、「単独セル」は結合されていないセル、つまりCellRowSpan, CellColSpanの両方が1のセルを指すものとします。

     被結合セルのCellRowSpan, CellColSpanは、結合セルへの設定値により以下の表のように自動的に設定されます。

    3行4列の結合
    (CellRowSpan, CellColSpan)
    ( 3, 4) ( 3, -1) ( 3, -2) ( 3, -3)
    (-1, 4) (-1, -1) (-1, -2) (-1, -3)
    (-2, 4) (-2, -1) (-2, -2) (-2, -3)

     つまり、被結合セルではCellRowSpan, CellColSpanのいずれか一方または両方が負数になります。また被結合セル対して、新たにCellRowSpan, CellColSpanを設定することはできません。結合セルで一旦結合を解除して単独セルにしてから設定してください。ただし、結合セルに対しては、そのまま新たにCellRowSpan, CellColSpanを設定できます。
     被結合セルの内容は表示されません。表示されるのは結合セルのものになります。
     被結合セルへのアクセスはMergedCellAccessModeプロパティを参照してください。
     なお、行の折り返し表示時(0 < FoldCol < Cols 時)には、CellRowSpan, CellColSpanの取得設定自体はできますが、結合表示はされません。
◆構文
    [Form.]Ctlname.CellRowSpan(row, col)[= numericexpression ]
    [Form.]Ctlname.CellColSpan(row, col)[= numericexpression ]
◆指定項目
    CellRowSpan, CellColSpanメソッドの構文の指定項目は次のとおりです。
    指定項目 内容
    row セルの行を指定します
    col セルの列を指定します
     
◆既定値
    1 (1〜30)
◆データ型
    整数型