IgnoreCase,IgnoreKanaCase,IgnoreCharSet プロパティ

関連項目
対象

構文

object. IgnoreCase [= boolean]
object. IgnoreKanaCase [= boolean]
object. IgnoreCharSet [= boolean]

IgnoreCase, IgnoreKanaCase, IgnoreCharSet プロパティの構文の指定項目は次のとおりです。

指定項目内容
object
「対象」一覧内のいずれかのオブジェクトを指すオブジェクト式です。
boolean
テキストの文字の評価方法を設定します。設定する値については、次の「設定値」を参照してください。

設定値

boolean の設定値は次のとおりです。

設定値内容
True
同一視
False
区別(既定値)

データ型

BOOLEAN型

解説

テキスト(ItemTextメソッド)の文字の評価方法を設定します。
IgnoreCaseで英大文字・小文字の、IgnoreKanaCaseでカタカナ・ひらがなの、IgnoreCharSetで全角・半角の、区別・同一視を設定します。 IgnoreCaseIgnoreKanaCaseがTRUE でも、IgnoreCharSetがFALSE の場合には、半角と全角は区別されますから、半角同士(たとえば半角の「a」「A」)や全角同士(たとえば全角の「a」「A」や「ア」「あ」)は同一視されますが、半角と全角(たとえば半角の「a」と全角の「a」「A」や半角の「ア」と全角の「ア」「あ」)が同一視されることはありません。 また、IgnoreCharSetをTRUE にした場合、内部的には半角を全角に変換して評価されますが、その場合、半角の濁点・半濁点はその用途以外(たとえば「度」として半濁点を使用する)では使用されておらず、また正規の使用方法がなされているものとみなされます。したがって、たとえば半角カタカナ以外の文字(英数記号や全角文字など)や、濁音・半濁音が存在しない半角カタカナに続いて濁点・半濁点が記述されているような場合には、正しく変換・評価が行われませから注意してください。たとえば「A゛」は「B」に変換されてしまいます。 このプロパティの設定値は、Sortedプロパティが『1-テキスト昇順』『2-テキスト降順』の場合と、MaskModeプロパティが『0-なし』以外の場合に評価されます。